田辺邸墨付け
大津市伊香立向在地にある坂田工務店の加工場では、
田辺邸で使われる木材の墨付け作業が進んでいます。
宮村さんの案内で見学に来られた施主の田辺さん。
大工さんの仕事場を訪ねるのはもちろん初めて。
墨付け前には大事な作業があります。
まず、設計図面から大工さん墨付け専用の
絵図板(板に描いた図面)や杖(物差し)を作成。
そして、木材ひとつひとつが持つ、色合いや木目、
節の具合を見極め、家のどの部分に使うかを決める木配り。
宮村さんの説明に熱心に耳を傾ける田辺さんです。
こちらは、大黒柱。
山で伐採するところから見学した木は
加工が施され、出番待ちです。
シートで包んで大切に保管を。
「いくつもの仕事に、たくさんの手作業があって家が建つのですね。
大切にしなければと改めて思いました」と話す田辺さん。
やさしく木を撫でてる仕草に気持ちが表れていました
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