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Posted by 滋賀咲くブログ at

2011年04月19日

栗本さんの木~樹齢80年の大黒柱②~

栗本さんの木~樹齢80年の大黒柱①~の続きです。

3世代の思いが詰まった杉の木は、
葉枯らし乾燥を終え、山から里に搬出されました。



もりいえの丸大黒にするための作業開始です。
まず手で外側の荒皮を剥きます。



高圧洗浄機を使って、残った皮を飛ばします。



おもしろそう・・。
やってみたいな。



高圧洗浄機で取れない皮はヘラでこそいできれいにします。
丁寧にやさしく木を扱う栗本さん。



丸太の皮を剥いてツルツルに仕上げる一連の作業のことを“みがき”と言います。


  


Posted by もりいえ at 10:00Comments(0)木のいろいろ

2011年04月15日

栗本さんの木~樹齢80年の杉①~

今日は大黒柱のお話しを。



モデルハウス“もりいえ”の大黒柱は樹齢80年を超える杉。
この杉は栗本さんの家から東500㍍向こうに見える山梨谷という場所にありました。

栗本さんのお父さんが生まれたのを記念しておじいさんが植えた山です。
「山を見ると先祖の顔が浮かぶ」という栗本さん。

それぞれの山には歴史があり、伝え聞いたそれそれの物語があるそうですiconN12


  


Posted by もりいえ at 19:04Comments(0)木のいろいろ

2011年04月13日

栗本さんの木~天然絞丸太の床柱~

和室の床柱は、栗本さんが育てた天然絞丸太(てんねんしぼまるた)です。



天然絞丸太とは、幹の表面に波状のしわ模様があるものをいい、
凸の出絞と凹の入り絞の2種に大別されます。



1万本に1本と言われる天然絞は、皮がむきにくく、昔の山では邪魔者扱いだったそう。
しかし、先見の目があった林業家は密かに天然絞の育成に取り組んでいました。
そして、昭和45年以降、建築ブームが訪れると床柱に珍重されるようになりました。

当時21歳だった栗本さんは、その教えを請うために京都北山の林業家を訪ねました。
しかし門外秘出の技術。そう簡単に教えてもらえる訳がありません。
何度も門前払い食らいながらも通い詰め、
やっと口を聞いてもらえるようになったのは1年後のこと。

穂を採るところから、挿し木、栽培管理、枝打ち、間伐の仕方などを教わりました。
普通の杉を育てるより倍の手間がかかるとか。



時期ごとの施業を勉強するため、5年間で100日以上通い、
5種類の穂も分けてもらいました。
もりいえにあるのは中源(もとげん)という品種。



ナポレオン!そんな時代でしたね。
高級酒といえばナポレオン。
私の父も  


Posted by もりいえ at 12:19Comments(0)木のいろいろ

2010年01月27日

樹液

去年、朽木へ木材搬出へ行った時に撮った写真です。
まあるくプツプツした樹液がキラキラ。
かわいいな、宝石みたい。
固まったら琥珀ですものね。



トロトロ~。
しずくのカタチ。
とっても貴重なものに見えませんか。



実際、木にとって、なくてはならない存在のひとつ。
枝打ちや動物が付けたキズなど、皮がめくれた幹に染み出して保護し
腐食を防ぐ役目があるそうです。

樹液が多いもの、少ないもの、木によっていろいろだとか。
詳しく調べてみたくなる素材ですiconN12



  


Posted by もりいえ at 12:09Comments(0)木のいろいろ