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Posted by 滋賀咲くブログ at

2018年05月22日

『机づくりワークショップ』 デザインと製材 【活動報告】

火曜日担当の 市川です。
今日は、先日行われた『机づくりワークショップ』のご報告です。

『机づくり』は昨年11月に森で木を伐るところから始まりました。
伐った木をじっくり自然乾燥させ、参加者がそれぞれオリジナル
デザインの机を作ります。

今回は2回目。机のデザインと製材です。 
高島の田舎暮らし体験交房<風結い>に集合。
設計士と大工、参加者さんの三人が一組になって一つの机を制作します。



 お父さんに学習机を作ってもらう子供さん。
熱心に取り組んでいます!
デザイン画が出来上がったらお昼ご飯。



午後は、朽木の<きしもと工房>さんへ製材をしてもらいに行きます。
それぞれのデザイン画から、机の厚みや脚に使う材のサイズを確認
しながら作業をしてくれます。




きれいな板の目が見えてくるとワクワクしますね。
 
製材されて板にしたものは、皮に虫が入らなよう、皮剥きします。
道具を使い慣れると、スルスル皮がむけるのが楽しくて
次々作業がはかどりました。





次回は11月。2週にわたって工務店の加工場で制作します。
随分先の話のようですが、その間に木がゆっくり乾いてくれます。
自然乾燥の木の机・・・楽しんでください。



  


Posted by もりいえ at 13:21Comments(0)木のいろいろ

2018年04月25日

天竜の森

水曜日、設計士の宮村です。

先週末、21日、22日の二日間、静岡県浜松市天竜区の林業地を訪ねました。
目的は所属している木材コーディネート研究会の研修で、「木材コーディネーターによる森林経営支援はどうあるべきか?」「具体的な森林管理及び木材販売事例に学ぶ」でした。

また、もりいえでは、メンバーの栗本さんはじめ、数名の林業家の方の森林経営計画を立てようと勉強中で、そのヒントになればという思いで参加しました。

案内いただいたのは、天竜区林業研究会のメンバーの皆様。ほとんどが自伐林業家さんだそう。

一か所目は、複層林施業(同じ場所で異なる樹齢の木を育てる方法)を実践されている森。90年生と30年生が混合し、土質により細かく杉と檜が植え分けられていました。若い木があるが、テープ巻きを施し、下刈りはしていないとのこと。この方が、シカが寄り付きにくく、食害防止になっているという。

二か所目は、檜の30年生の森。元木(1本の木を伐り分けたときの一番根本の木)で12センチ角の柱が採れるぐらいの太さの木が太陽の光を燦々と浴び、すくすくと育っている感じでした。この森から生産した原木は、製材所で柱に製材され、その製材所の方が設計図を見て、どこに使うかを決めて出荷するとのこと。生産者側で、使用する木材の品質を割り振ることで、無駄なく木を生かすことができ、出来栄えの良い家ができるのだという。

三か所目は、磨き丸太の加工場とストックヤード。いばりのついた磨き丸太の大黒柱。あれ、なんか見たことある~

曲がり材。背割りを入れて框用とのこと


天然絞り丸太


床柱としての需要が無くなった絞り丸太を製材して使う


どの山も、流石、FSC森林認証を受けておられるだけあって、林内は明るく、下層植生は大変豊か。所有者により手入れされている山とそうでないところの境がわからないぐらい、どの山も手入れが行き届いていました。
実はどの木の使い方も、もりいえの家づくりでも、実践させていただいていること。改めて栗本さんの存在の大きさを知る研修となりました。

  


Posted by もりいえ at 23:44Comments(0)山のこと木のいろいろ林業関係

2018年04月24日

お伝えしたいこと

    火曜日担当 設計士の市川です。

   先週、夏恒例『森のイベント』企画中とお伝えしましたが、
   企画を考えている時に、ふと以前お配りしたイベントの説明資料
   のことを思い出しました。


   森の仕事や製材所の仕事、工事中の住まい、完成した住まい等
   様々なシーンに合わせて、会の家づくりについて
   ご説明するものです。

   丁度先日、初めてプランをご提案させていただいたお客様と
   お話しさせていただく中で、山から届いた木を
   製材所さんがどのように乾燥・加工して
   大工さんが何を見て、どのように木を使うのか
   興味を持っていただきました。
   もっと伝えたい!もっと知って頂きたい!と思います。  


2018年04月19日

根っこ

木曜日の担当 (株)坂田工務店で代表しています坂田です。

安曇川流域・森と家づくりの会では広報活動とWSの設営と運営を担当しています。
このコーナーが決まった時に一番に載せたい出会いと想いがあります。





この二枚の写真は2002年8月22日に朽木桑原の森林で林業家栗本さんに初めてお会いした時のものです。
建築の仕事を長年していて林業家の山で先人から受け継がれてきた樹齢120年の杉の伐採に立ち会えたことは
木造の奥深さ 根っこを感じた瞬間でした。
「花は綺麗ですが根っこは見えない」まさしく山での丁寧な仕事があってこそ私たちに想いが詰まったいい材が届きます。

「もりいえ」山の想いと街の想いがつながって出来ています。
  


Posted by もりいえ at 13:09Comments(0)木のいろいろ仲間

2018年04月17日

もりいえ会議

 火曜日担当:設計の市川です。

もりいえでは月1回定例会議を開いて会での活動について話し合います。
前回の会議で決まったことの一つが、曜日担当でブログを書くこと。

もう一つの主な議題は、毎年恒例の夏のイベントをどんなものにするか。


色々意見が出る中で、前年栗本さんが企画してくれた『与作ゲーム』は
外せないということだけは全会一致!




『与作ゲーム』とは、参加者みんなが丸太の輪切りに挑戦して、
最初に提示された木の重さに近い重さの木を伐った人が勝利というもの。
なんと!昨年は当会メンバーの藤田さんがぴたり賞!!


今年はその他にも楽しんでいただける企画を検討中です!

どうぞお楽しみに!!